• こころ館研究員

自分を知るから、相手のことが見える?【とよのわたし研究室②】


こんにちは、こころ館の青山です。 紅葉が見頃を迎えるこの季節、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 今回は、10月30日に開講した「とよのわたし研究室(第2回)」のレポートをお届けします。


リラックスした雰囲気で始まった、2回目のとよのわたし研究室。今回は13名の皆さまにご参加いただきました。

チェックイン:「これまでの人生のなかで幸せを感じた出来事」

まずはサークル型で集合してチェックイン。これまでの人生のなかで幸せを感じた出来事を思い出して、ひとりずつシェアしました。


家族のこと、日常のふとした瞬間、幼い頃の思い出など、さまざまなエピソードを伺うことができました。幸せな出来事を思い出す皆さんの表情は、どこか遠くを見るような、懐かしそうなお顔をされていて、見ているこちらもつられてほっこりしてしまいました。


▲講師やスタッフも一緒にチェックイン。

レクチャー:マインドフルネスについて

今回の講座のテーマは「マインドフルネス」。マインドフルネスとは、今この瞬間に自分のなかで起きていることに、ノージャッジで注意を向けること。仏教の瞑想から生まれた手法で、漢字で表すと「念(=今+心)」なんだそうです。学術的にもかなり研究が進んでおり、ストレスが軽減する、集中力が高まるなどの効果が実証されてきました。Googleが社員研修に取り入れたことで認知度が高まり、医療機関や教育現場でも導入が進むなど、いま世界的に注目されている”心のトレーニング”です。


言い換えると、マインドフルネスとは、今の自分自身を知ること。

マインドフルネスの実践は、わたし研究の基本なのです。


皆さん、深くうなずいたり、熱心にメモをとったりしながら、真剣にレクチャーを受けておられました。

マインドフルネス絵本『母なる木』ワーク

マインドフルネスへの理解が深まったところで、さっそく実践です。今回は、講師の松原(こころ館代表)が制作したマインドフルネス絵本『母なる木』を用いてワークを行いました。


まずは絵本の朗読が入った映像を視聴。

次にワークシートを使って、6ステップの「わたし研究」に取り組んでいただきました。


今回のワークは、物語の主人公・少年に自分を置き換え、「嫌な自分」から本当になりたい自分の姿を発見するというもの。

自分が思う「嫌な自分」は?

そんな自分は、10年後どうなっているだろう?


最近、身近な人の前で「嫌な自分」が出てしまったエピソードは?


その時、自分はどんなことを思っていただろう?

そんな自分を、相手はどう思っていただろう?

実際の場面をありありと思い返して、なるべく言葉を濁さず、率直に書き出すことがポイントです。すぐに書き終えて何度も読み返す人、時間いっぱいじっくり考える人など、研究生たちはそれぞれのペースで自分と向き合っているようでした。


記入後は、一度手を止めてマインドフルネス。

ひと呼吸置いたのち、3人一組のグループに分かれて今の気持ちをシェアしていきます。


実際に声に出したり他の人から話を聴いたりすると、新たに気づきが生まれるようで、時間がきても話しやまないほどの盛り上がりを見せていました。


チェックアウト:本当になりたい自分/次の1ヶ月の挑戦

今回も時間があっという間に過ぎてしまいました。最後はサークル型に戻ってチェックアウトです。テーマは「ワークを通して気づいた本当になりたい自分の姿と、その実現に向けた次の1ヶ月の挑戦」。


チェックアウト時のコメントを、一部抜粋してお届けします。

●家族に対して、自分の思いを伝えずに勝手にやってしまうことが結構あるなって思いました。でも、いつまでも仲のいい関係を続ける為には、自分の思っていることは口に出さないといけないなと今日すごく思いました。次の1ヶ月は、自分の気持ちを怖がらず伝えてみようと思います。

●親から無償の愛で育ててもらったにも関わらず、相手に求めるような愛情のかけ方しかできていなかったことに気づきました。自分ばかりがしんどいと思わずに、もっと家族の事も愛さないと、と思って。この1ヵ月は、家族に無償の愛を捧げます。

●私が本当に望んでいる姿は、対人関係において穏やかな心でコミュニケーションが取れるようになること。その為に、相手に思いを伝える時は、心に届くような伝え方をちょっと工夫して一呼吸置いてやってみたいなと思っています。相手に変化を求める前に、まずは自分が相手への想像力を働かせて、相手がどう思うかを考えながら1ヶ月やっていきたいと思います。

●夫に対して、言いたいことを伝えてみる。もし自分が間違っていたら謝る、ということを頑張ってみたいと思います。

●子どもは自分自身で幸せになる力も持っているということを認めて、息子への過干渉を止める。自分自身の自己実現に努める。子離れする。

●私が生活してる中でちょっとストレスになっているのが料理です。そうしたら、息子が最近「お母さんの作る料理は雑や」と言い始めて、それがちょっとショックで……。でも、私も子どもの時は、疲れて家に帰って、晩ご飯が自分の好きなものだったらすごく喜んでいて、それが生活の楽しみだったところもあるなと思い出して。だからこの1ヶ月はもうちょっと料理の時間も工夫して、面倒くさがらずに、息子に「美味しい」って言ってもらえるような料理をつくれたらなあと思います。

どの研究生の方も、前のめりに、力強くコメントされていたのが印象的でした。

次の講座までどんな実践をされるのか、ご報告を伺うのが待ち遠しいです。

次回の講座は11月20日(火)です。第3回とよのわたし研究室、どうぞお楽しみに!

(こころ館研究員/青山絵美)


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