• こころ館研究員

わたしを研究するまち、始まる。【とよのわたし研究室①】


大阪府豊能町。

1万9000人のひとびとが暮らす、大阪府北部のベッドタウンです。

自然に恵まれ、のどかな時間が流れるこのまちで、新たな企画が始まりました。


豊能町で暮らす女性の皆さんの、”わたしらしい生き方”を応援するプロジェクト。

「とよのわたし研究室」です。

豊能町の女性活躍人材育成事業として、また地域活性プログラムとして、豊能町職員の皆さんと何度も打ち合わせをして温めてきたこの企画。

住民ひとりの変化が、まち全体の変化を生み出す。

ひとりひとりの生き方が、まちの個性を創り出す。

そんな変化の流れをイメージして、”わたしが変われば、地域が変わる。”というコンセプトが生まれました。

規模の小さなまちだからこそできる、個の生き方にスポットを当てた新しいまちづくりです。

9月に予定していた初回講座が、台風直撃により泣く泣く延期となって1ヶ月。

ついに先日10月2日、1回目の講座を迎えることができました。


今回の研究生は、豊能町在住で子育て経験のある30〜50歳代の女性15名。

育児期まっただ中のママから、子育てが一段落した先輩ママまで、多様な世代の女性たちが集まりました。これから約半年にわたり、共に学ぶ仲間たちです。

講師はこころ館代表の松原が務めます。

チェックイン:「あなたがエッジ(限界)を乗り越えた経験は?」

講座の始まりはチェックインから。全員で輪になって、「あなたがエッジ(限界)を乗り越えた経験について」をテーマに、思い浮かんだことを各自90秒で話していきました。


仕事、子育て、学生時代の受験や部活、趣味でやり抜いたこと……


その人にしか乗り越えられない試練や、その人にしか味わえない苦労、そして喜びが皆さんから語られてました。


90秒に込められたエピソードから垣間見える15名の生き様に、はやくも胸を打たれます。


お互いの背景が見えたことで、研究生同士の関係性が単なる「講座の受講者」から「共に高め合う同志」へと一段高まったように感じたチェックインでした。

あなたがエッジを乗り越えた経験は、何ですか?

「自分らしくない」こそ、自分らしさへの近道

チェックイン後は、本日のメインコンテンツ「自分らしさ度診断」がスタート。

先月公開してから「よく当たっている」「診断が刺さる」と各所でご好評いただいた、こころ館の看板メニューです。


まずは各自診断シートを記入。質問に答えて、「自分らしさ度」を点数化します。


この診断の特徴は、自分らしくない時の傾向がわかること。自分らしくない自分を克服することで、より本来の自分らしさに近づけることをめざしました。


かなり直球に、そして具体的に、ご自身の傾向を知ることができます。


診断結果を聞きながら深くうなずく様子が会場中で見られました。

皆さん、真剣です。


さらにこの診断、もっと自分らしくなるための”処方箋”つき。

ご自身に一番しっくりくる処方箋をお持ち帰りいただき、次回の講座までの1ヶ月間、意識的に実践していただくことになっています。


”自分らしくない”を知ることで、自分らしさが見えてくる。そんなわたし研究です。


インタビューワーク:聴き合うと、もっと深まる

後半は、自分らしさ度診断の結果をもとにインタビューワークを実施。

3人一組のグループにわかれ、インタビュー形式でお互いの診断結果を引き出していきました。


研究生同士が交わって、ますます活気づくわたし研究室。

涙ぐむ人、笑顔になる人など、あちこちで様々な反応が飛びかいます。


日頃はあまり口にしないことも、ここではちょっと話してみようと思える。

そんな雰囲気が生まれていたように感じます。


語り合うこと20分。気づけばあっという間に終了時刻が近づいていました。

チェックアウト:今の気持ちをひと言で

最後にもう一度円になって、チェックアウトのお時間です。


研究生の皆さんからは「この1ヶ月でやるべきことが見えました」「曖昧だった自分の課題が明確になりました」「これから自分がどんな風に変化していくか、不安もあるけれど楽しみです」といった感想をいただきました。


半年後にはどんな”わたし”になっているのでしょうか?

これからの講座が、楽しみでなりません。


知っていますか?豊能町の「WG」

さて、講座終了後、お弁当を広げ、何やら興奮気味に喋る大人たちの姿が……。


はい、豊能町役場の皆さんと、こころ館スタッフです。

実はこの「とよのわたし研究室」、12名の豊能町職員さんが有志で運営されているんです。

住民人権課・税務課・秘書政策課など、ふだんは別々の部署で働いている職員さんたちが集まって「女性がたのしむまちづくり」というワーキンググループ(WG)を組んでいるのだそう。

本業と両立しながら、いつも全力でがんばるWGの皆さん。

その姿勢を間近で見ているからこそ、もっともっと頑張りたい、という気持ちが自然に湧いてくるのです。

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素敵な職員さんとお届けする「とよのわたし研究室」、第2回は10月30日開講予定です。

引き続き、どうぞお楽しみに。

(写真: 衣笠名津美 さん)


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