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女性が輝くイノベーションスポットへ。mumokuteki の次なる「いきるをつくる」【パートナーシップ締結のお知らせ】


2018年度、こころ館は株式会社ヒューマンフォーラム mumokuteki事業部様とパートナーシップを締結し、双方のさらなる発展と協働によるイノベーションの創出をめざして、協力関係を築いていくことになりました。

 ✓mumokuteki様の社員研修に「わたし研究」を導入

 ✓イベントスペース「mumokuteki ホール」を女性活躍のプラットフォームとして活用、

  ワークショップやイベントを企画

 ✓わたし研究員の研究テーマをコラボで実現

などなど、新たな未来をともに描くパートナーとして切磋琢磨していきたい所存です。

今回はそんなパートナーシップ締結を記念して、株式会社ヒューマンフォーラム mumokuteki 事業部事業部長の 今出貴裕(いまで・たかひろ)さんに、こころ館代表の松原とスタッフがお話を伺いました。


今出 貴裕 Imade Takahiro

株式会社ヒューマンフォーラムmumokuteki事業部事業部長

1979年大阪府生まれ。2002年に若者向けアパレルブランド「スピンズ」に入社。同年古着のバイヤーとして1年の大半をアメリカ、ヨーロッパ、アジア圏で生活。その後同ブランドの店舗管理、事業部の統括を経て、2016年にカフェ、アパレル、ファーム(農業)を展開するブランドmumokutekiのコンセプトを「いきるをつくる」に再定義しリニューアル。

従来のライフスタイル提案型ショップではなく健康、教育、社会性、働き方、消費、製造を繋ぐこれからの持続可能なライフスタイルやコミュニティ事業モデルを目指す。

また15歳の娘と2人暮らしのシングルファーザーでもあり、家事と育児に奮闘中。仕事と家庭の両立の難しさを知り、社内で女性活躍推進のプロジェクトを展開している。研究テーマは「組織としてのコミュニティづくり」。

松原:今日はお時間いただきまして、ありがとうございます。

今出:とんでもないです。よろしくお願いします。

— よろしくお願いします!まずは私からいくつか質問させて下さい。

mumokutekiさんと言えば「京都の中心部にある、いつもにぎわっているお洒落な雑貨とカフェのお店」と連想される方も多いと思いますが、実際にはもっと広い領域を手がけていますよね。改めてどんな事業をされているのか教えていただけますか?

今出:mumokutekiでは「いきるをつくる」をコンセプトに、「たべること、きること、つくること、つかうこと、知ること、感じること」に関わる事業を展開しています。コンテンツで言うと、カフェ、雑貨、アンティーク、スクール、ホール、そしてファームの運営ですね。基本的には自分たちが本当に興味があること、関心事があることを仕事にしています。

— 社員さん自身のやりたいことが、事業のベースになっているんですか。

今出:例えば「たべること」は、「食を通じてお客さんに健康になってほしい」「安心安全で農薬を使っていない食べ物を届けたい」「どんな農家さんがどんな想いで野菜を育てているのかを伝えたい」など、社員それぞれの関心ややりたいことが合わさって「たべること」っていうカテゴリーが生まれたんですね。

自分たちがどんなことに興味があって、どういうことをお客さんに共感してほしいのか。この仕事を通して、どう自分の生き方をつくっていきたいのか。社員ひとりひとりがこれからどう生きるのか、というところから発信することを大切にしています。

— mumokutekiで働く人の「いきるをつくる」をまず大切にされているんですね。

今出:そうですね。そういう意味でも、社員それぞれが自分自身の”いきるをつくる”をしっかり持っていることが重要かなと思います。僕だったら、muomkutekiのメンバーそれぞれが仕事を通じて生きがいや喜びを感じられる環境をつくること。社員ひとりひとりの”いきるをつくる”を実現するサポートをすることが、僕の”いきるをつくる”ですかね。

— 今出さんが感じるmumokutekiの魅力ってどんなところですか?

今出:まず品質のちゃんとしたものがあるということ。買って使っていくなかでも”学び”があるような品質のしっかりしたものを、自分たちにとっての”お洒落”の価値基準と照らし合わせながらセレクトしています。ゆったりしてもらえる空間も魅力かなと思いますね。


画像 http://mumokuteki.com/

— たしかに、mumokutekiさんのお店に来ると、ついくつろいで長居してしまいます。

松原:私の服は気づけばほとんどmumokutekiです(笑)

今出:お似合いですよ(笑)

— 働く立場として、魅力に感じる点はありますか?

今出:そうですね・・・・・・結構忙しいと思うんですよね、mumokutekiって。コンテンツが多い分やることも多くて、ひとりの社員がいろいろ兼任してやってくれたり。そんな忙しい状況のなかでも、ちゃんと責任持って仕事をこなして、それを発展させていくメンバーたちが率直にすごいなと思います。あとは自分たちの次の働き方を、自分たちの手でつくっていける環境なのが魅力かなと。


松原:私が去年1年間、グッズ部門の研修を担当させてもらうなかで感じたのは、mumokutekiさんが本当に社員さんひとりひとりの働き方や生き方、そして気持ちの部分を真剣に大切に考えている会社だということ。社員さんの人格的な成長を本気で応援されていますよね。

今出:僕自身、すごく悩んだ時期があったんです。これはちょっと反骨的なことが入るかもしれないですけど・・・・・・いわゆる長いお付き合いとか、生き方を一緒につくっていこうというビジョンも、理想だけではなかなか難しいことを働くなかで痛感したんです。そこからヒューマンフォーラムのいう「素晴らしき仲間の集い」ってなんやろう、企業理念ってどういうことやったんやろうってすごく考えました。

やっぱり僕の役割としては、理念を事業で体現していけるような環境をつくらないといけないと思いますし、それだけではなくて、内面が変わらないと環境が変わっても本当の意味でハッピーにならないんじゃないかなって。

松原:なるほど。だからこころ館の「わたし研究室」も取り入れて下さったんですね。

今出:そうですね。ひとりひとりが内面から変容していくことでその人らしく生きてほしい、という想いの部分にも共感しています。


— 今回こころ館とパートナーシップを結ぶことを決断されたのか、経緯を少しお聞かせいただけますか?

今出:一番大きいのは、松原さんの人間性が好き。

松原:わー、嬉しい!

今出:こころ館さんの言葉を借りると、松原さんは「ありのまま」ですよね。良い悪いの線引きはそんなにないのだけれど、間違っていることはちゃんと指摘してもらえるというか。ひとりの人として対等に見てもらえる姿勢を感じます。

それから先ほどの、ひとりひとりが内面から変容していくことを大切にしている、というところへの共感ですね。

去年グッズ部門で「わたし研究」を導入したのは、元々チームビルディングを目的にしていたんですけど、それ以上にひとりひとりが自分の人生を深く考えていることが印象的でした。自分は何がしたいんだろうって。客観的に見ても、仕事のやり方やクオリティ、人との関わり方にも少しずつ変化が出ているように思います。

松原:わたし研究をしていくなかで、すっと自分らしさを取り戻した人もいれば、しばらく足踏みして苦しんでもがいている人もいたり、ひとりひとり反応が違いましたよね。

今出:研修のチェックインとチェックアウトでみんなが話すことを聞いていると、スピードの違いはあるけれど、何かしらその人なりの答えを出しているなと思いましたね。大切なのは、自分で答えを出していくことだと感じます。自分で出した答えは自分で納得しているので。あかんかったなって気づくことも、良かったなと言えることも、自分で実感していきますから。

松原:今出さんも、他の社員さんに混じって研修に参加されていましたよね。研修のなかで印象的だったことはありますか?

今出:インタビューワークですかね。部下と2人1組でお互いのことをインタビューしあうワークだったんですが、部下からの問いに答えるのにすごく苦戦しました(苦笑)自分の引き出しの中にないものを出す感覚というか、「この引き出し、開けたくないな〜」という・・・・・・(笑)すでにある引き出しで対応するのは簡単ですし、そっちの方が楽なんですけど、今回はまだ見ていなかった自分と向き合うことを意識してみました。

松原:上司自ら、率先して研修に参加されているところがもう素晴らしいですよね。


—6月にはカフェ部門の「わたし研究」が始まりましたね。カフェメンバーのわたし研究を通して、どんな未来を描いていきたいですか?

今出:カフェのメンバーには、自分たちの手でいろんなことを変えていけるようになってほしいと思っていて。あれだけのお客さんに来て頂いているので(注:mumokuteki cafe は連日満席の超繁盛店です)、これまで彼らがやってきたことに自信を持ってほしいです。カフェをこういう方向にもっていきたい、という希望はみんな持っていると思うので、わたし研究のワークを通じてそれを積み上げていけたらと思います。

松原:カフェの皆さんの「研究テーマ」も楽しみですね。

今出:研究後には「カフェ経営をやってみたい」や「パン屋をやりたい」「田舎に出店したい」など、それぞれのやりたいことが出てきたら面白いなと思います。

松原:研究テーマといえば、わたし研究した人って、なぜか最後には他者や社会に対して目を向けるようになるんですよね。まわりの幸せを考えたり、社会をよりよくしたいと思うようになったり。こころ館としても、彼女たちのプロジェクトを動かすサポートをして、イノベーションを起こしたいなと思っているんです。それをこのmumokutekiという場から実現できたら嬉しいなぁって。


mumokuteki 2Fで行われた、わたし研究室0期生・1期生の合同ミーティング

今出:「場」が僕らの強みだというのは、外の人から言ってもらって初めて気づいたことなんです。特に去年ホールができてから実感していますね。

この場を通じて、人が輝いたり、その人が「自分はいていい存在なんだ」と自分で思えることにつながっていけたらいいなと思います。メインで利用いただいている30代・40代の主婦の方をはじめ、女性自身が自分が輝くということをポジティブに考えられたり、育児を積極的に学んだりしていけるような。それを実現するには自分達だけでは無理やと思うので、こころ館さんをはじめ、外部の企業さんたちとリレーションしながら作り上げていけたら嬉しいですね。


先日カフェ部門の「わたし研究室」がスタートするなど、本格的にパートナー関係が始動したmumokuteki様。これからの協働&共創が楽しみでなりません。今出さん、ご協力ありがとうございました!


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