• こころ館研究員

まちぐるみで「わたし研究」@大阪府豊能町


2018年3月3日(土)大阪府豊能町の「平成29年度ふれあいフォーラム」にて「とよのわたし研究会」を開催しました。今回は、松原の講演と、わたし研究のショート版の2部構成です。20代から80代まで、幅広い世代のみなさん約40名にお越し頂きました。


まずは松原から”自分らしく生きること”について30分ほど講演。

自分らしく生きるとは何か、なぜそれが大切なのか、時代背景やこれまでの研究結果を踏まえてお話させていただきました。

そして後半は、「わたし研究会」ショート版(45分ver)にトライ。3人一組でグループになり、インタビューワークを行いました。

内容はいたってシンプル。

①あなたの「自分らしい時」はどんな時?それはなぜ?

②あなたの「自分らしくない時」はどんな時?それはなぜ?

③①②を書いてみてどんなことに気づきましたか?

④もっと自分らしくなるために、どんなことができますか?

上記の問いを、質問する人・答える人・記録する人に分かれて順番に回していくだけ。「えっそれだけでいいの?」と思われるかもしれません。私も思いました。でもこれやってみると、ひとりでやるの、案外難しいんですよ。他の人(できれば知らない人)と一緒にやって、多様な回答に刺激されることで、初めて引き出されるんです。

とよののみなさんはどうなるかな…?と思っていましたが、

実際にふたを開けてみたら、とても活気づきました。


こんなにスムーズに回るとは。豊能町のみなさん、おそるべし。

最後に、インタビューでの気づきを踏まえて

「わたしは、自分らしくいきるために(       )します」

という文章の形でそれぞれの研究テーマ(=わたしらしい生き方をするためのミッション)を考えました。


実際に出た「研究テーマ」を一部ご紹介します。

―――――――――――――――――――――-

わたしは、自分らしくいきるために…

・自分の良い所を見つける努力をします

・(身内から)自分の本心を言葉に出します

・できるだけ思ったことを言葉に出していく事にします

・人とよく話すようにします

・自分の好奇心にしたがって行動します

―――――――――――――――――――――-

上手にまとめていらっしゃる…!

こうやって自分の気持ちを語る機会って、案外日常にないみたいで、せきを切ったように話す方、じっくり言葉を選びながら話す方、それぞれのペースで向き合いながら楽しまれている姿が印象的でした。


このような「わたし研究」の場を設計する時、私たちも心掛けていることがあります。それは”安心安全な場”にするためのガイドラインを引くこと。例えば、相手の話を傾聴する、アドバイスではなく感じたことを伝える、話したくないことは無理に話さない、沈黙も味わう、聴いたことを他言しない、など、ちょっとしたルールを共有することで格段に打ち明けやすくなったりします。

それにしても、こんなに活気づくとは思いませんでしたけどね。

プログラムが終わる頃には、会場全体がいいしれぬ一体感で包まれておりました。


今回のような行政と連携した”わた研”(しかもショート版)は私たちにとっても初の試みでございました。しかも当日になるまで、何名参加されるかわからない。でも始まってみたら、こんなに多様なみなさんにお集りいただき、私たちも元気をいただきました。次のイノベーションが始まる予感です。豊能町のみなさん、貴重なお時間をありがとうございました。

またお目にかかります!



10回の閲覧